【意味】
XML文書内でのノードの位置を指定するための言語で、XML文書内のデータを検索、抽出するための手段の1つ。
【説明】
XPathは、XML文書内でのノードの位置を指定するための言語である。XML文書内のデータを検索、抽出するための手段の1つとして利用される。XPathは、XML Path Languageとも呼ばれ、XMLの規格であるW3Cの勧告であるXPath仕様によって定義されている。
XPathは、XML文書内のノードを指定する方法が独自であり、XML文書内のノードの階層構造に基づいて指定する。XPathを使用することで、XML文書内の任意のノードにアクセスできる。
XPathは、XML文書内のデータを検索、抽出するために多くのプログラムで利用されており、XSLTやXQueryなどのXML技術と組み合わせて使用されることが多い。
【例】 以下は、XPathを使用してXML文書内のタグを指定する例である。
<root>
<person>
<name>John</name>
<age>25</age>
</person>
<person>
<name>Jane</name>
<age>30</age>
</person>
</root>
このXML文書において、XPathを使用してname
タグ内のデータを取得する場合、以下のように記述できる。
/root/person/name
これにより、以下の結果が取得される。
John
Jane
【関連する用語】
- XML
- XSLT
- XQuery
【参考文献】
- W3C Recommendation, XPath 1.0: https://www.w3.org/TR/xpath/
- XPath Tutorial: https://www.w3schools.com/xml/xpath_intro.asp
- XPath Wikipedia page: https://en.wikipedia.org/wiki/XPath