結論からいうと、「プログラミングスクール やめとけ・無駄」の意見にも一理はあります。プログラミングスクールの質もまちまちであり、スクールに向いている人・向いていない人もいるので皆さんにはお勧めできません。
とはいえ、個人的にはプログラミングスクールは超おすすめです。私はほぼ初心者からプログラミングスクールで基本を体系的に学べたことにより希望の企業への転職も果たし、今、充実した生活を送れております!
今回は、実際にプログラミングスクールを複数社調べて、通った僕が「プログラミング やめとけ」と言われる理由を徹底解説します。それでもおすすめな理由や僕自身の体験談も紹介するので、最後まで読めば進むべき道がわかりますよ。
プログラミングスクールやめとけと言われる3つの理由
最初に、巷で「プログラミングスクール やめとけ」と言われる理由を紹介します。
①講師の質が悪いことがある
②実は裏がある『転職保証』、知っておくべき『違約金』の縛り
③学習期間の短さによるスキル不足のままの転職
講師の質が悪いことがある
講師の質はプログラミングスクール選びにおいて重要な要素です。現在、全国に12,000以上のプログラミングスクールがあるため、正直講師のスキルもまちまちです。(2023年8月現在)実務の経験がない講師や、現場で活躍できるレベルのスキルを有していない講師が担当では、十分な学びを得られないでしょう。また、変化の激しいIT業界において、使用するフレームワークやコードは日々変化するのでそういった部分もフォローできているスクールを選びたいところです!
実は裏がある「転職保証」、知っておくべき『違約金』の縛り
転職保証とは、プログラミングスクールによっても条件等異なりますが、一般的にはプログラミングスクールがあらかじめ定められたカリキュラムを修了した後に、一定期間内に転職先が決まらなかった場合、受講料を全額または一部返金する制度です。こちらメリットがあるように見えますが、転職保証をつけているスクールの紹介先の企業はほぼ「SES1企業」になっており、スクールはSES企業から紹介料を受け取っております。SESでは客先企業の指揮命令に従う必要があるため、必ずしもやりたい仕事ができるとは限りません。
また、転職できなかった場合、返金してもらえるという安心感で申し込みをする受講者が多いのですが、紹介された企業がブラック企業で転職したくないと思っても、転職を拒否すると返金してもらえないという状況に陥ります。安易に「転職保証」という言葉に惑わされないよう事前の確認をしてください。
- システムエンジニアリングサービスの略で自社のエンジニアを客先企業に常駐させて、システム開発や運用などの業務を請け負うこと ↩︎
学習期間の短さによるスキル不足のままでの転職
未経験からプログラミング実務レベルになるには、一般的に500時間以上の学習期間が必要だと言われています。「1ヶ月でエンジニアとして転職できる」というような、明らかに短い期間で転職をさせようとする会社には、要注意です。ただ搾取されるだけの名ばかりのエンジニアとならないためにもしっかりとどこでも生きていけるスキルを身につけられるスクールにいきましょう。
プログラミングスクールの利用はやめておくべきか?
ここまでお読みになり、
- スクールに通うリスクが高く利用をしない方がいい
- 独学の方がいいのではないか
とお考えの方もいらっしゃると思います。しかし、そう考えるのはまだ早いです!
一部の有料プログラミングスクールはエンジニアの育成に熱心で着実に成長できる
前章で記載したやめとけと言われる3つの理由はほぼ無料プログラミングスクールに当てはまります。(全てのスクールがそうではありませんのでご了承ください)逆に言うと一部の有料のプログラミングスクールは効率よく成長ができる素晴らしい学習環境が整っており1人1人の長期的なキャリアも考えてくれますので有効活用できると思います!
独学だけではやはり厳しい
プログラミングの挫折率は、一般的に90%程度と非常に高いです。挫折の理由は大きく下記3つに分けられます。
- わからないことや行き詰まりを解決できない(開発環境設定やエラー解消ができない)
- モチベーションが続かない
- 自分に合った学習方法を見つけられない
なかなか独学ではこちらを解消することは厳しいですが、質の高いプログラミングスクールに通っていれば現役のエンジニアである講師から即時解決策を教えてもらえ、一緒に学習することによりモチベーションも保たれ、どうすれば効率よく学べるかという学習法やロードマップも示してもらえます。
もちろん、未経験から独学でエンジニアになった方もおりますので必ずしもプログラミングスクールに通う必要はありません。しかし、スクールに通うことで挫折の可能性を大幅に抑えることができますので気になる方は検討していただきたいです!
実際、私は最初独学しようとドットインストールやProgateやYoutube、書籍で勉強しておりましたが、仕事の都合で時間が空いたり、エラーが続いたり、次何学べばいいのかわからないという状況になり、モチベーションが下がって挫折しました。
本気で今後の人生を考えた際、やはりプログラミングの知識をつけたいと有料のプログラミングスクールに通ったのですが、『わからなければすぐ聞ける』、『勉強時間を確保しようと動く』、『お金を払っているので最大限有効活用しなければ』というマインドに変わりスキルを身につけて行きました。
本当にやめておくべきプログラミングスクールの特徴4選
ここまでで少しでもプログラミングスクールに興味を持っていただいたみなさんは「じゃあ、どのスクールを選べばいいの?」と思われていると思います。つらつらと記載している通り、スクール選びは非常に重要です!サイトを見るだけで、やめておくべきスクールはある程度見抜けますのでご参考にしてください。
転職保証がある
繰り返しになりますが、転職保証があるスクールの紹介先の企業はほぼ「SES企業」になっており、スクールはSES企業から紹介料を受け取っております。貴重な時間をスクールに費やし、エンジニアを志すのであれば自由度高い業務ができる自社開発系企業を目指すことが良いと思います。
そもそもSES企業であればスクールに通わずとも転職可能ですので、転職保証は要チェックです!
違約金が設定されている
プログラミングスクールの中には、途中で退学した場合に違約金を請求するスクールもあります。
違約金が設定されている場合、途中で退学すると違約金を支払う必要があります。もし挫折した際にそんな馬鹿馬鹿しいことにならないよう公式サイト、説明会時に確認をしましょう。違約金が設定されているスクールは確実に避けることをおすすめします!
質問への回答期限が明記されていない
信頼のおけるスクールには相談時間、相談手段が明記されております。
▶️記載例
- 相談時間:10:00〜18:00の間は講師が待機しております。
- 相談方法:チャットやビデオ通話で質問ができます。
公式サイト、説明会時に漏れなく確認して事前に対応を把握しておくことが重要です。
公式サイトに詳細な説明がない
プログラミングスクールを選ぶ際には、公式サイトでスクールのカリキュラム、学習時間や講師、料金などについて、詳細な説明が記載されているかどうかを事前に確認する必要があります。「まずは無料カウンセリングへ!」、「お気軽に無料相談会へ!」とばかり繰り返しているスクールは要注意で、面談の場まで引っ張り出し、そこでなんとか言いくるめようと考えている可能性も否定できません。
この記事で紹介した4つの特徴に当てはまるプログラミングスクールは絶対にやめるべきです。スクールに入会するのは高い買い物となりますので事前に公式サイト、説明会で確認の上納得感を持って入会しましょう。
プログラミングスクールが向いている人の特徴
スクールの選び方はわかったけど、自分がプログラミングスクールに入ることが向いているのか不安という方も多いと思います。そこでスクールに向いている人の特徴をまとめましたのでぜひ参考としてみてください!
効率よく短期間で実務レベルのプログラミングを学びたい人
プログラミングスクールは、短期間で効率的な学習を実現するためのカリキュラムや指導体制を整えています。独学で身につけるよりも体系的に学ぶことができるため、スキルの向上は早いと言えるでしょう。スクールによっては独学ではなかなか経験できない『チーム開発』も学べ、エンジニアになる前からチーム開発のお作法等を理解できます。
プログラミングで実現したいことが明確な人
プログラミングスクールでは、受講者の目標や目的に合わせてカリキュラムや講師を選ぶことができます。プログラミングと一口にいっても、フロントエンド、バックエンド、インフラ等ありますし、それぞれ学ぶに適した開発言語等も異なります。やりたいことが明確である場合、目的に合わせたカリキュラムを集中的に受講することにより最短で必要なスキルを身につけられます。
学習仲間が欲しい人
プログラミングスクールでは、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨しながら学ぶことができます。また、学習仲間から学ぶことも多く、独学するよりも学習のモチベーションを維持しやすくなります。場合によっては卒業後も関係が続くこともあるので、それぞれの業務の意見交換や今後の転職活動にも活きることがあります。
プログラミングスクールが向いていない人の特徴
独学の方がモチベーションを高められる人
与えられた課題を通して学ぶのではなく、自分で興味あるところだけを学んでいくことでモチベーションが維持できるという人は独学の方が向いているかもしれません。今ではネット上に情報が膨大にあるため、YoutubeやUdemyの講座、ネット記事、書籍等からもプログラミングを学習することは可能です。
マイペースに学習したい人
プログラミングスクールでは受講期間やスケジュールが決まっていることが多いです。個人的にはこのような軽い強制力があった方が良いと思うのですが、マイペースで進めたいという方には向かないかもしれません。
スクール受講を後悔しないために最低限実施すべきこと
ここまででスクール選び、自分がスクールに合っているかある程度わかったと思います。スクールに入るとなると高い授業料と時間を投資することになりますので入ってから後悔しないため事前に実施すべきことをご紹介します。
- 本当に学んでいきたいか受講前にプログラミングを試す
- スクールの無料カウンセリングを受ける
本当に学んでいきたいか受講前にプログラミングを試す
progate等無料の学習サイトで簡易にコードを書いたり、開発環境を用意してみることで、プログラミングの雰囲気やイメージを掴めます。スクールに入る前にプログラミングを本当に学んでいきたいか、自分にできそうかどうか、ある程度判断可能です。
事前に試してみて、「これならできそう!」「さらに学んでいきたい!」と思った方は、プログラミングスクールの申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。
スクールの無料カウンセリングを受ける
プログラミングスクールの多くは入会前の無料カウンセリングを用意しております。カウンセリング内で下記を聞いて不安を解消しておくことをおすすめします。
- 料金や学習期間
- 学べる内容と進め方
- 就職・転職サポート
- エンジニアの現場の雰囲気 等
まとめ
今回は、『プログラミングスクールやめとけ』の理由を解説しました。
やめとけと言われる理由に当てはまるスクールはほとんどが無料のプログラミングスクールという話をさせていただきました。
- 講師の質が悪いことがある
- 実は裏がある『転職保証』、知っておくべき違約金の縛り
- 学習期間の短さによるスキル不足のままの転職
スクール選びの際にやめておくべきプログラミングスクールについてもご紹介しました。
- 転職保証がある
- 違約金が設定されている
- 質問への回答期限が明記されていない
- 公式サイトに詳細な説明がない
プログラミングスクールに向いている人、向いていない人の話もさせていただきました。
<向いている人>
- 効率よく短期間で実務レベルのプログラミングを学びたい人
- プログラミングで実現したいことが明確な人
- 学習仲間が欲しい人
<向いていない人>
- 独学の方がモチベーションを高められる人
- マイペースに学習したい人
そして最後にスクール受講を後悔しないために最低限実施すべきことについてもご紹介させていただきました。
- 本当に学んでいきたいか受講前にプログラミングを試す
- スクールの無料カウンセリングを受ける
最後まで読んでいただきスクールに入ろか検討いただける方は下記スクールがおすすめとなりますのでご確認してみてください。無料の説明会やカウンセリングもありますのでぜひご利用ください。
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