【定義】
YAML(ヤムル)は、人間が読みやすく、プログラムが処理しやすいデータの表現形式である。XMLやJSONのようなマークアップ言語ではないことを意味する。
【説明】
YAMLは、構成ファイルやデータシリアライズのためのフォーマットとして、またデータベースやメッセージングシステム、WebサービスのAPIなど、さまざまな場面で使われる。YAMLはタブや空白文字などのインデントを使って、入れ子になったデータを表現する。また、配列やハッシュなどのデータ型にも対応している。
YAMLの特徴として、シンプルで人間が理解しやすいこと、XMLやJSONと比較して記述が簡潔であること、多言語に対応していることが挙げられる。また、YAMLはJSONと比較して注釈を書きやすいため、構成ファイルなどで利用されることが多い。
【例】 YAMLの例を示す。
# コメントの例
user:
name: John Smith
age: 25
address:
zip: 123-4567
city: Tokyo
country: Japan
この例では、ユーザー情報を表すYAMLのデータが示されている。#
以降はコメントとなり、user
という名前のハッシュが定義されている。このハッシュには、名前や年齢、住所の情報が含まれている。
【関連する用語】
- JSON: JavaScript Object Notationの略で、JavaScriptのオブジェクトの表記法を元にした軽量なデータ交換形式。
- XML: Extensible Markup Languageの略で、Webページやデータの表現に用いられるマークアップ言語。
【参考文献】
Official YAML website: https://yaml.org/