フリーランスコンサルとは、企業に属さず自らの専門知識やスキルを生かして、企業や個人事業主などに対してビジネスのアドバイスや支援を行うことを指します。自分自身がクライアントを探し、プロジェクトを進めていくため、経験やスキルが求められますが、その分やりがいや自由度が高いというメリットもあります。また、最近ではフリーランスコンサルタントと企業とのマッチングを行うプラットフォームも多数ございますので有効活用することで案件獲得のハードルも低くなる傾向がございます。
そこで今回は、フリーランスコンサルタントになるためのスキルや成功するためのコツ、メリット・デメリットについて解説致します。
必要なスキルとは
- コミュニケーション能力
コンサルはクライアントの課題解決するための方法を提案・実行するのが仕事です。特に、フリーランスの場合、すべてを1人で行う必要があるため、コミュニケーション能力が高くなければクライアントとの信頼関係構築ができません。 - 課題解決力
クライアントが抱える課題を解決するために、多様な視点からアプローチする必要があります。課題の本質的な部分を明確に捉え、適切な解決策を提供するためには課題解決力が必要不可欠です。具体的には、課題の要因を特定し、解決策となる打ち手を考え出す知識や技術が必要です。 - プロジェクト管理能力
フリーランスのコンサルタントは複数のクライアントとのプロジェクトを同時に進めることがあります。そのため、プロジェクトを計画し、スケジュールや予算、人員配置などを管理する能力が求められます。また、プロジェクトの進捗状況を把握し、クライアントに報告することも重要です。 - 業界知識
自分が得意とする業界や分野について、高い知識を持っている必要があります。業界の動向やトレンド、競合状況などを把握し、クライアントに的確なアドバイスを提供する必要があります。業界の専門用語や慣例にも精通していると、クライアントとのコミュニケーションもスムーズになるでしょう。 - ビジネスマインド
ビジネスマインドは、ビジネスに対する理解や洞察力を指します。ビジネスの全体像を見据え、自分自身のビジネスやクライアント企業のビジネスの成長を促進するために必要な考え方やスキルを持っていることが求められます。
コンサルファーム経験がなくても上記スキルがあれば
フリーコンサルタントになることは可能です!
成功するためのコツ
- クライアントのニーズを理解し、的確なアドバイスを提供すること
- クライアントの期待値をコントロールすること
- 自己マーケティングを行い、自己ブランディングを強化すること
- クライアントとの信頼関係を築くこと
- 専門性を高め、他のフリーランスと差別化すること
フリーランスコンサルのメリット
- 自由な働き方ができる
企業に所属のコンサルタントと比較し、プロジェクトにジョインするタイミングやリリースとなるタイミング等自由度が高いのが特徴です。特にプロジェクトが終わったタイミングで長期休暇を取るなど自由に調整ができます。プロジェクトの選び方という点でも自らの選択となるので自由度が高くなります。 - やりがいを感じられる
1人で案件の獲得から提案までを行うので責任としては重くなりますが、その分やりがいも大きくなります。社会に影響を与えるようなより大きな案件についてはコンサルファームの方が多い傾向にありますが、業務の幅に関してはフリーランスコンサルの方が幅広いと言えるでしょう。 - 収入が高くなる可能性がある
企業に属している場合、クライアントに請求する金額の10分の1から3分の1程度しか給料がもらえないと思いますがフリーランスになることでこちらも解消されます。自ら提案して案件を獲得する場合はクライアントへの請求金額の100%、プラットフォームを利用する場合でも1割〜3割の仲介手数料となりますので70%〜90%となるため、収入が高くなる可能性があります。
▶︎フリーコンサルタントのおすすめプラットフォーム
『BTC AGENT』
平均単価は業界Topの147万円。コンプライアンスを重視し、トラブルからフリーランスを守る取り組みもされており、各企業と例外なく月に1度以上のミーティングを実施しているとのこと。平均11.5カ月の長期案件とのことでフリーランスの方も安心です。
フリーランスコンサルのデメリット
- クライアントが見つからないと収入が得られない
フリーコンサルのプラットフォームでも競争が激しくなってきており、なかなかアサインされないこともあります。クライアントへの支援をしながら案件を探す必要が出てきますので事前にこのようなシチュエーションになることを想定しておいた方が良いでしょう。 - 経験不足やスキル不足が課題になることがある
未経験の業務に対してアサインをされることはほぼありません。業務の幅を広げるというのは難しく、基本的には今まで培ってきたスキルを活用するということが求められるためこちらを予め認識しておく必要があります。 - 自分でビジネスを運営するための知識やスキルが必要
自分自身でビジネスを運営するために、経理や法務などの業務も担当する必要があります。また、クライアントからのクレームや問題が発生した場合には、自分自身で責任を負う必要があります。これらの業務に対する知識やスキルを持っていない場合、ビジネスを運営する上での課題になることがあります。 - 健康保険や年金など、社会保障の面で不安がある
会社員と違って、健康保険や年金などの社会保障制度の適用外となる場合があります。自己負担が増えたり、保障の範囲が狭くなる場合もあるため、社会保障の面で不安があるというデメリットがあります。
フリーランスコンサルタントの業種別の案件単価相場
フリーランスコンサルタントの案件単価相場は、業種ごとに異なります。以下では複数のフリーコンサルプラットフォームから算出した平均的な月額報酬金額を記載させていただきます。
業種 | 月毎単価 |
ITコンサルタント | 100万円~150万円 |
人事戦略コンサルタント | 100万円~150万円 |
財務戦略コンサルタント | 100万円~170万円 |
M&Aコンサルタント | 100万円~170万円 |
経営戦略コンサルタント | 100万円~200万円 |
まとめ
フリーランス コンサルになるためのスキルや成功するためのコツ、メリット・デメリット、報酬についてご紹介しました。フリーランスコンサルに興味のある方は、これらを参考にして自分自身の能力や状況にあった働き方を模索してみると良いでしょう。
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